動けなくなった犬を、毎日ワゴンに乗せて散歩する男性。
「愛って何だろう…。」つい最近、テレビコマーシャルで聞いたことのあるフレーズ。愛は目に見えない。だからこそわかりづらい。でもそれはこの宇宙で最も大切であり、強力なもの。そして人種、宗教、性別、そして種をも超越するものであろう。
先日、SNSである投稿が話題となった。
アメリカ・マサチューセッツ州ダートマスに住むブライアン・トンプソンはある日、雪の積もる公園を散歩していた。その時、彼の後ろにワゴンを引いている男性がいることに気がついた。よく見ると、そのワゴンには毛布にくるまった白い犬が乗っていた。ブライアンは、「どうしたんだろう?」とその“二人”に興味を持ち、思い切って声を掛けてみた。
©Bryan Thompson
男性によると、その犬はALS(筋萎縮性側索硬化症)を患っているのだと言う。ALSとは、運動神経細胞が侵される事によって、脳から手足などを「動かせ」という命令が伝わらなくなり、手や足、喉や舌、呼吸に必要な筋肉がやせ衰え、力がなくなっていく病気である。そして彼の犬もすでに歩くことができなくなっていたのだ。
©Bryan Thompson
それでも男性は「外に出て新鮮な空気を吸わせてあげたい、少しでも楽しめるようにしてあげたい」と、毎日このように愛犬をワゴンに乗せて散歩しているのだと言う。その献身さだけでも感動したブラ
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