餌付けされた野良猫と、クレームに嫌気がさして猫を見捨てた餌やりさん
僕はこれまで、何度か野良猫問題についてコラムを展開してきた。
その都度特定の地域で起きた事例なんかも引き合いに出していたんだけども、今回するお話は日本全国、どこでも起きている問題である。
だからきっと、みなさんの身近な場所でも起きていることになるだろう。
ちょっとまじめに、野良猫に餌付けをする人、そしてその餌付けのせいで迷惑を被っている人、そして餌付けをされた猫たちのことを考えていきたいのだ。
是非お付き合いいただきたい。
猫の餌付けが招く問題、いい加減周知徹底されなければ…
ほとんどの方々にとっては、もうとっくの昔に、野良猫への餌付けがさまざまな問題の引き金になっているということはご理解いただけているはず。
野良猫はもともと、外来種である。
その昔、リビアヤマネコを人間が家畜化し、イエネコとして世界中に拡散させていったもの。
つまりほとんどの国において、猫は在来種ではないのだけど、それが知識として伴っていないという人も多く「猫は元々日本にいた」と認識しているところである。
たしかに、もう何千年も前から世界中に拡散しているので勘違いをするのは当然だけど、ここがぼやけていると話は前に進まない。
猫は、侵略的外来種。
日本固有の動物を狙う捕食者として、昔から脅威となっているのは事実だ。
そんな野良猫たちに餌付けをして
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