保護施設で一番年老いた犬を希望した女性。その理由とは？

保護施設で一番年老いた犬を希望した女性。その理由とは？
「犬や猫を飼うときには保護犬や保護猫を選択肢に」という意識を持つ人も増えて来ていると聞く。しかし、そのほとんどの人は健康な若い犬たちを好むそう。そんな中、アメリカではある１人の女性がカリフォルニア州サクラメントにある保護施設を訪れた。
©Front Street Animal Shelter
メラニー・アンドリュースさんは、「若い子たちもいいけれど、この施設で一番年老いた、誰にも引き取られずにいる子を紹介して欲しいの。」とスタッフに言った。
スタッフは驚いたが、メラニーを３匹の犬がいる部屋へと案内した。その内の１匹がジェイクだった。ジェイクは野良犬として施設にやって来たのだが、その時には既に老犬で、皮膚疾患、さらに癌をも患っていた。人懐っこくてとても良い犬だったが、そのような理由からこれまで家族として迎え入れられることなく、長年をその施設で過ごしてきたのだ。メラニーが部屋に入ると、他の２匹は特に何にも反応しなかったが、ジェイクだけはなぜか喜び、「ウォ〜ン」と雄叫びをあげた。
「この子は一緒に帰ろうって言っているみたい。だから、この子を連れて帰ります。」
メラニーはそう言った。しかし癌を患っているジェイクに残された時間は多くはない。スタッフはそのことを打ち明けると、「彼が病気であるかどうかは気にしません。私は裕福ではありません

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