この物語は、ここ30年でノラ出身のネコを12匹保護し、一緒に生活し、ついに全員を看取った中年男の喜怒哀楽に満ちた日常の回顧録である。
“食”
ビッタのボケから始まったと思われる、食べ物への執着は、加速度的に激しくなっていった!
料理中に流しに登ってきては、料理の邪魔をするなんていうのはまだ序の口だった。
↑ビッタの不敵な感じが出でいるアップの写真を使わせていただきました。
とにかく人間が流しの前に立つと見るや、
「なにか食事の準備をするに違いないニャアアアアアア!!」と嗅ぎつけ、 アッと言う間に登ってくる。
料理もクソもなく、洗い物をしていても、「なにか出てくるに違いないニャアアアアア!」と、登ってきては、シンクの手前の細い部分あるでしょ? 淵っていうの?
シンクの。その淵に平均台の上の体操選手の如く陣取る。
人間が洗い物をする時って、その淵の上をまたぐように手をシンクの方に出して、食器を洗うワケ
だけど、洗い物をしている最中も、その出した両腕の下のシンクの淵の部分を右に左に行ったり来たりする。
ようするに洗い物をしている腕の下をウロウロウロウロしている。これは邪魔ですよ〜。フライパンの焦げつきを落とそうにも、力が入らないっすから。
やけに所帯じみた話書いてますけど、手をまっすぐ伸ばせないのね。ビッタが腕の下にいる分、ちょっと腕をアーチ状にするといいますか、肩の位置を高くして、っ
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