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飼わなかったらこんなに苦しまなかったのに【犬が死んだ朝】

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ペットニュース
犬が死んだ朝
早朝、実家からの電話で、愛犬が亡くなったのを知った。正月に帰った時も寝てばかりで、以前のように遊ばなかったから、覚悟はしていたけれど、やはり大きな衝撃だった。知らせを告げた妹は電話の向こうで泣きじゃくっていて、家族全員が悲しみに包まれているのが伝わってきた。
すぐにでも実家に飛んで帰りたかったけれど、急な休暇をとったら、みんなに迷惑をかけてしまう。亡骸に会えないのは辛いけれど、今はこのまま実家に任せるしかないと判断して、「連絡ありがとう、花を送るね」と電話を切った。
切ったとたん、電話で繋がっていた実家と私がブツンと断たれて、私だけが遠くの場所に取り残された。最後まで、家族みんなに付き添ってもらって、あの子は幸せだった。たった13年間しか一緒にいなかったのが不思議なぐらい、たくさんの思い出がある。
私は3年前から家を出て、ひとり暮らしをしているから、私と犬との生活は10年しかなかったことになる。たった10年しか、犬と暮らしていなかったのに、犬のいない実家のリビングが思い出せない。犬のいない実家なんて、帰りたくないよ。
呆然としながら仕事をしていたら、やっぱりミスをした。「これはいけない、仕事に集中しなければ」と考えれば考える程、身体がどんどん固くなってしまい、電話の対応もおかしくなって、デスクで思わず涙がこぼれてしまった。
上司が心配して「どうしたの?」と聞いてき

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