現代の小豆洗い、アライグマと猫との関連性【異形の猫】
日本には数多くの妖怪伝承が残されているが、中には直接その姿を目撃されていないものも少なくない。
その筆頭で割と名前だけは著名なのが小豆洗い(あずきあらい)だ。
先日小豆を食べたばかりの僕が、今回はちょっとだけ、その小豆洗いのひみつに迫ってみたい。
不気味なる小豆洗い…しかし悪い存在とも言い切れない?
小豆洗いはかつて山梨、秋田、京都など実に様々な地域に出没したと言われており、河原で「ショキショキ」と小豆を洗うような音を立てるという。
その見た目は初老の男性のようなものをしていると認知されているが、実際には容姿は不明。
大抵は小豆を研ぐ音だけが河原から聞こえたり、時折「小豆研ごうが人とって食おか」などの鼻歌を披露することもあったとされている。
しかしながら佐渡島(ここも本当に妖怪についての話が多い)に出た小豆洗いはちょっと習性が異なり、笑いながら小豆を研いでいるそうだ。
そしてもしもこの妖怪を女性が目撃すると、ほどなくして身内に良縁を得るとも言われている。
ただ、その姿が法師ということなので、もしかするとその正体は小豆洗いとやっていることが似ているだけの、徳の高いお坊さんの幽霊だったりするのかもしれない。
小豆洗い、その正体は獣?
この妖怪の詳細な姿は判然としない。
でも実に多くの地域で、川べりで小豆を研ぐような音を聞いたという
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