犬小屋を解体した。手作りのすみかは、見た目の印象よりも頑丈で壊すのに難儀したが、念入りなくぎの数や修繕の跡に、亡き義父のこまやかな慈愛が感じられた。
妻の実家で、義父が真っ黒い子犬を譲り受けてきたのは15年前。2歳の孫、つまり私の息子が喜ぶ顔を見たいという“じいじ心”からだ。帰省の楽しみに、犬と息子、日々成長する「2人」との散歩が加わった。私だけで連れ出す日もあった。全てを分かっているかのような
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犬小屋を解体した…
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