猫が窓の外を見て『カカカ!』と鳴くクラッキング。なぜ?
室内で飼育されている猫は、安全圏である家の中から窓を通して外の世界を観察している。
そんな彼らの姿は、外から窓越しで見てもなんとも可愛いものだ。
先日も、散歩中にそんな猫を見かけたので「あ~かわいいなぁ」と思って手を振ってると、その家の人から「どなたでしたっけ」と言われてしまった。
猫のすぐ後ろに、飼い主さんがいたのが見えなかったのは不覚であった。
さて、猫は窓辺でまどろむことの多い動物だが、たまに空を飛ぶ鳥を発見すると、途端に狩猟動物としての本能がうずくのか「カカカカ!」と鳴くことがある。
これを“クラッキング”と呼ぶ。
今回は、猫はそもそもどうしてクラッキングをするのか。
これについて考えていきたい。
獲物に対する興味がクラッキングをさせる?
まず、人間は猫ではないのでクラッキングをしている理由を直接理解することはできていない。
また人間は猫と会話もできないので、理由を聞き出すといったこともできない。
さらに科学的にはまだしっかりと解明もされていない。
クラッキングについては、完全には分からないことだらけという前提があることは否めない話だ。
しかし、恐らくこうではないのか? といった理由については大筋で固まっているのが実情である。
たとえばクラッキングは、窓の外を行き来する獲物。特に空を飛んで目を引きやすい鳥や昆虫など
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