自宅の壁に飾りたい…猫の魅力が詰まった一点物の絵画たち。
藝大の美術学部構内にあるアートショップ「藝大アートプラザ」で、2020年9月19日から約2カ月間にわたって開催されている「藝大の猫展2020」(入場料無料)。前回の【彫刻作品編】に続き、今回は絵画で印象に残った作品を紹介していきます。
絵画が展示されているのは、会場奥のホワイトキューブ。
壁三面が、びっしりと絵で埋め尽くされています。
「猫大賞」を獲得した作品は「可愛く描きたい気持ちを抑えている」ところを評価
藝大の学生を対象に作品を募集したコンペティション「猫大賞」では、83作家、116点の応募作品が集まりました。その中から見事、「猫大賞」を獲得したのは美術学部絵画科日本画専攻4年の川口麻里亜さんの作品、「いつものおやつ」。
▲川口麻里亜「いつものおやつ」(88,000円)
「猫好きが猫を描くと趣味的になりがちですが、かわいく描きましたということと、絵画として見られるということは意味が少し違います。この作品は、趣味的になりそうなところをギリギリで抑えて、自分の好きな猫を“対象”として突き放して見て、作品にしているからうまく完結しているのだと思います」(審査員の1人、芸術学科教授の木津文哉先生)
ヤマザキマリ賞受賞作品は、“絵画と地球との繋がり”を表現
今回のコンペティションでは、漫画家・随筆家で大の猫好
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