クトゥルフ神話作者のラブクラフトは異様な猫好きだった?
創作神話数あれど、一個人が作ったもので世界中にファンが存在する創作神話はそう多くはない。
ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが作り出した長大なクトゥルフ神話は、恐らくこの手の神話の中ではもっとも世界的に有名なものだろう。
20世紀のアメリカで作られた神話であるというだけでも出自がそもそも異質だが、古きものどもと呼ばれる旧世代の支配者らが実に丁寧に創作されており、特にタコを擬人化したような神は有名だ。
そもそもこの創作神話自体がいくつかの元ネタによって作られているが、現代ではそのクトゥルフ神話を元にした創作物も数多い。
特に90年代に放映された日本の特撮番組では、最終回にクトゥルフ神話に登場する地名と、タコに似た架空の神からイメージをオマージュしたような怪獣をそのまま登場させている。
これについては「もうちょっと捻ってよ」と未だに不満が呈されることしきりだが、逆に言えばこの神話はそれほど強烈な印象を人々に与えていたということだろう。
しかし、この奇妙な神話を創作したラヴクラフト本人は、別にそこまで奇人でもない。
むしろ、とっても猫が好きなおじさんだった。
怪奇創作家が愛した猫ちゃんたち
ラヴクラフトは1890年にローズアイランド州で生まれ、いくつもの小説を上梓する物書きだった。
文芸活動には精力的であったものの生活は苦しか
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