「猫は自然の中で自由に生きるのが一番」は間違い!実は猫は外来種
僕が子供の頃、しばしば屋外には野犬が出た。
90年代の初頭だと記憶しているが、学校にいきなり首輪のない犬が迷い込んだりすると、良い意味で大騒ぎだったものだ。
それから、放課後に公園で遊んでいると、やっぱり首輪がない犬が近づいて吠え立てたり、かと思えば甘えたりすることもあった。
なにぶん子供だったので「犬はタヌキとかと同じで、野生動物なんだ」とか思っていたものである。
後年、犬は野生動物ではないと学んだ。
そうこうしている間に野犬はどんどん減っていき、今では滅多に見かけない。
衛生面を考えれば。そして不幸にも路頭に迷う犬が激減したことを思えば、これで良かったのは言うまでもない。
さて、同じことは猫にも言える。
僕としてもこちらのコラムで「猫は本来人が改良した品種です」とは主張しているんだけど、それでも意外とまだそう思ってない人に出会うこともあるし、身近にも多い。
猫はいかにして野に放たれ、野生化したか
純粋な野生動物ではない猫が、あまり猫にくわしくない人から野生動物と誤認されるのは珍しくないし、それも仕方がないことだ。
なにせ世界中で猫は屋外に繁殖しているし、野良猫と呼ばれているが、野良というワードなんて知らない人からすればいかにも野生動物っぽさもある。
だから「野生の猫」と誤認されるのは、これは当然のことだ。
人の
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