大雨の結婚式に現れた泥だらけの野良犬
マリリアは愛するマテウスとの結婚式を待ち望んでいた。ブラジル・サンパウロに住む二人は、太陽の降り注ぐ素敵な庭でガーデンウェディングを上げることを予定していた。
しかし当日、待ちに待った二人の結婚式はまったく予定通りにはいかなかった。大荒れの天気が二人の計画を台無しにしてしまったのだ。雨はやむ気配もなく、ついに彼らはテントの中で結婚式を進行することになってしまった。予定とは全く違う式。
風と雨が二人の周りを吹き抜け、何とも言えない空気を感じる出席者たち。司式者からは「全部がうまくいっていないように思えますが、一番大切なものは二人の愛なのです。」という言葉で式は始まった。
参列者が着席し、ガーデンウェディングとは違うものの、式自体は予定通りに進行していた。マリリアとマテウスが誓いの言葉を述べようとしたその時、ある珍客が迷い込んできた。
それは一匹の野良犬だった。この雨の中やってきたその犬はびしょ濡れで、足は泥だらけ。でもこれは結婚式。野良犬を入れるわけにはいかない、と犬を追いやろうとするスタッフ。しかしその犬は出ていこうとしない。
その時、二人の介添人であった3人の男性たちが、雨が降り続ける中、その犬を外へ連れ出した。にもかかわらず、ブライダルコーラスが始まると、再びその犬が入って来てしまったのだ。そしてまた同じように外へ連れ出される。
式も進
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