虹の橋を渡る日まで
お風呂が嬉しい季節になった。この時期、私は犬と猫から徹底して風呂上がりの「取り調べ」を受けるのが習慣になっている。
最初は風呂から上がって、犬と猫から身体を嗅ぎまわられるのが不思議でならなかった。風呂上がりの湿った身体に犬猫の毛がべったりつくので嫌だったけれど、どんなに逃げ回っても絶対に逃れられないので、あきらめている。
風呂から上がった私に向かって、二頭の犬と二頭の猫がわらわらと突進してくる。何だかライオンの群れに襲われる動物のような気持もするけど、この瞬間はちょっと嬉しい。
まず、二頭のゴールデンが脛(すね)から膝にかけて、くんくん匂いを嗅ぎまわる。猫は犬たちのすき間に入り込んで体の側面を足にこすりつける。しゃがむと二頭の猫が左右の肩に一頭ずつ乗って首筋を嗅ぎまわり、犬は伸びあがって髪の毛に顔を突っ込んで匂いをかぐ。かなり徹底した匂いの取り調べを受けるのだ。
同じゴールデンを飼っている人に聞いたら、風呂上がりの取り調べはよくある行動らしい。でも、わが家の様に徹底してやられるケースは少ないようだ。「お風呂の入浴剤の匂いが気になるんじゃない?」と言われたが、わが家は入浴剤を使っていないし、シャンプーやボディーソープを無香料に変えても必ずやられる。
くんくん嗅ぎまわって私だと確認されたら終了で、またわらわらとリビングに戻っていく。ゴールデンがお尻をプリプリさせ
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