犬と猫の意外な味覚の違い
毎年、この時期になると鼻づまりになってしまう。
そうすると食べ物の味が分からなくなるのだが、これは大変なストレスだ。
おととしは特にひどかった。
もう何を食べても食感のみ。仕方がないので沢庵とか、煎餅とか、そういう噛み応えのあるものばかり食べていた。
人間、味気ない食事を強いられると本当につらいなぁと痛感している。
それぐらい、普段私たち人間は複雑な味を知覚することができている。
ではペットたちはどうなんだろうか。
今回は、犬や猫が人間と違う味覚を持っていることについての話をしていきたい。
犬は塩味を理解できない
私たちと長い間ともに生活してきたパートナー、犬。
彼らもまた味覚を有した動物であるが、人間ほど味蕾と呼ばれる舌の細胞が多くはない。
味蕾が多いほうが繊細な味の判別ができるということだが、犬は人の1/5程度の味蕾しか備わっていないため、人ほど味にうるさいわけでもない。
そんな犬たちなので味についても良い意味で大雑把。
特に塩味はあまり感知できないと考えられている(全く感知できないわけではない)。
まあ、犬も含め肉食性の動物は、獲物の肉を食べることで昔から塩分をまかなってきた。
その塩分については、現在ではドッグフードなどでも摂取できるので問題はない。
食性によって味覚の発達具合も違うというのは、肉食の犬たちと雑食の人間との違いを引き立たせるものだ
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