犬の妖怪、猫の妖怪、怖いのはどっち?
今年は丑年。牛は世界各地で重用されてきた家畜だし、一部地域では神様の乗る動物としてかなり大事にされている。
神性の高い生き物といってもいい。
そんな牛も、たとえば日本では件(くだん)や牛鬼など、ちょっと不気味な妖怪のイメージソースになっている。
こういうのは地域性や土地の文化が反映されるものなんだろうけど、本当に面白いなぁと思ってしまうものだ。
ペットとなる動物にしてもそう。
犬や猫はそれぞれ、世界各地に妖怪や妖精、モンスターの由来として語り継がれてきている。
ところで、犬の妖怪と猫の妖怪。
より恐ろしく、危険な奴が多いのはどっちなんだろう。
今回はこの点について、ちょっと考えていきたいので、興味があったら是非目を通していただきたい。
犬の妖怪も割と怖いのは多い!
犬という動物には、従順、優しいというイメージが伴うもの。
ただ、これが妖怪になっちゃうとそこまで柔和な印象はなくなる。
昔、日本の山道にはしばしば送り犬という妖怪が出た。
この犬は暗い夜道を進む人を後ろから数頭で追跡し、無事に里まで送る役目を担っていたとされる。
そこだけ見るといい妖怪なんだけど、万が一移動中にこけてしまうと、途端に背後から襲ってきてむさぼり食うとされていた。
また、イギリスではブラックドッグと呼ばれる犬の亡霊がたびたび目撃されているが、こちらも悪質。
目撃した人に
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