マリアのメラノーマ闘病記 その11
2007年9月28日、鹿児島の崩壊した繁殖場からまさに九死に一生の幸運を受け、地元のボランティアさんの努力によってレスキューされ、「幸せになるんだよ」と、向日葵の首飾りをつけてもらい、空路、東京へ送り出されることになった小さなラブラドールレトリーバーの女の子、当時、2歳半のマリアは、以来、わが家が里親として引き取り、以来、家族の中心となり、”一夜にしてわんダフルライフ”を謳歌。家族とともに、わが家での12年9カ月の日々、思い出を重ねました。そして推定年齢、およそ14歳9カ月となった2020年6月12日、0時35分、わが家のリビングルームのマリアのお気に入りの場所で、カミサンとボクに看取られ、静かに、安らかに第三の犬生に旅立ったのです。
ここでは、2019年9月に発覚し、それから9カ月のあいだ、メラノーマという非常に悪性で進行の早い口腔内皮膚がんと、家族一丸となって闘ったマリアの闘病記を、記録していた日々のメモと写真を頼りに、わが家の治療方針と動物病院や薬の選択、詳細な治療方法、薬の副作用、手作りの療養食づくり、食事の与え方、お散歩や介護の仕方、そして最後の最後の緩和ケアなどについてお伝えしたいと思います。同じような病と闘っているわんことその飼い主さんにとって、少しでも参考になればと思っています。その11回目となる今回は、マリアの病状が著しく悪化
コメント