まだまだ謎が多い、猫の「ゴロゴロ音」
猫はリラックスしている時や気持ちいい時、喉をゴロゴロ鳴らしますよね。ゴロゴロ音は喉の奥にある器官を震わせて音を鳴らしていると考えられ、そのことから、口や鼻からの擬音により様々な音楽を作り上げるテクニック「ビートボックス」にも例えられますが、じつは、その仕組みはよくわかっていません。ただ、ゴロゴロ音を発は25Hzから150Hzの間の周波数だといわれていて、この周波数域が持つ治癒力が最近、注目されているそうです。
ゴロゴロ音で、骨密度が増加する⁉
最近の研究で、猫がゴロゴロ音を出す時の微細な振動が、人の骨の骨密度をあげることがわかりました。骨粗しょう症となり、骨密度が減少するリスクの高い人を対象に、振動を与えたグループと与えなかったグループに分けて骨密度を測定すると、振動を与えたグループの骨密度が増加したというのです。このことから、ゴロゴロ音に含まれるような微細な振動が、骨密度の増加に寄与したと考えられています。
さらに、「猫のゴロゴロ音が骨折の治療に有効」という研究もあります。猫は自然治癒力が非常に高い動物として知られていますが、ゴロゴロ音を用いて自分の骨密度を保ち、骨折した場合はその治癒にあてている可能性も考えられるそうです。
さらにゴロゴロ音には、筋肉の緊張を緩める、血圧を安定させて心臓発作を下げる確率を下げるなどの効果があ
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