虹の橋を渡る日まで
食べたり口を大きく開けて閉じる時、耳の近くでボキボキ音がするようになってしまった。痛みはないけど、何となく不安になったので、整形外科に言ったら、医者に顎関節症と診断された。
「原因はいろいろありますが、不安が続いて、筋肉がずっと緊張していると症状が出ることがあります。心当たりはありますか?」と聞かれて、心当たりゼロ。むしろ、今、子猫をお迎えして人生最高の幸せの真っただ中にいるけれど、そう言うわけにもいかず、「あの、コロナでいろいろ仕事が大変で」と胡麻化した。
若い医者は「そうでしたか、いろいろ大変だと思いますけど、リラックスしてなるべくストレスを溜めないようにした方が良いですよ。音がするだけで特に痛みがなければ、しばらく様子を見ましょう」と同情してくれた。嘘をついてごめんなさい、と心の中で手を合わせる。
顎関節症は緊張や何かを我慢した時になるらしい。私は可愛いを我慢して極度に顔の筋肉を緊張させたことが原因だと思う。あまりにも幸せでも、病気になるらしい。それほどうちの子は特別な存在なのである。
もともと姉が子どもにせがまれてショップからお迎えした子猫だった。せっかくお迎えしたのに、次女にひどいアレルギー症状を出てしまい、呼吸困難にまでなったらしい。姉が「本当に悪いんだけど、命にかかわるかもしれないから、引き取ってもらえないかしら」と、わが家に連れてきた。バスケット
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