今も気になるあの子はどうしているのか?
これまで、こちらでしばしば地域猫との出会いや別れについてのコラムを書いてきた。
基本的に地域猫って最後まで里親さんに出会うことなく、長くて10年ほどで天国に逝ってしまう。
しかし、中には見事に里親希望者が名乗り出てくれて、温かい家で暮らせるようになる子もいる。
僕はこの5年間、千葉県内にあるいくつかの地域猫コミュニティを観察してきた。あるコミュニティでは何者かによって猫がエアガンらしき武器で撃たれて激減するといったこともあった。別のコミュニティでは、白昼堂々地域猫が男によって顎に強い力を加えられ、大怪我を負って入院するという事態にも直面した。
「猫は外で自由に暮らすのが一番」とかいってる人は未だにいるが、それは現実を見ていない。安心、安全な室内飼育に勝るものなんてないのだ。
ところで、今日はこの5年の地域猫観察の過程で僕が一番気がかりな猫、ジューシーくんの話をしていきたい。正式な名前は地域猫団体の方によって名付けられているんだけど、昨今は地域猫の暮らす場所をネット公開するのもはばかられるようになった。虐待目的でそういった場所を検索する者もあるので、彼の本名と住処は秘す。
突然登場、ジューシーくん!
僕が彼をある地域猫コミューンで見かけたのは、タイトルにあるように5年ほど前のこと。その当時、ここにはかなりの数の猫が住んでいた。NPO団体の方た
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