この物語は、ここ30年でノラ出身のネコを12匹保護し、一緒に生活し、ついに全員を看取ったと思ったら、今また一匹のネコと暮らしている中年男の喜怒哀楽に満ちた日常の回顧録である。
ミー(仮名)がきた! 第15回“同化”
それにしてもミーの女房に対する偏愛ぶりが度を越している。朝から晩まで、家に女房がいる間は、ほぼ常にその尻の後ばっかり追いかけ回している。朝。女房が起きると同時にミーも目覚める。いっつも一緒に寝ているのだ。別に人間と一緒に寝るネコが珍しいワケではない。しかし、ネコ最大の特徴“気まぐれな性格”からして、たいていのネコは気が向いた時には人間の入ってる布団に入ってくるけど、飽きたらソソクサと布団から出て行くものだと思っていた。それが今までの我が家のコの常識だった。
しかし、ミーは違う!我が家にやってきて半年くらいたった去年の夏あたりから、毎晩必ず女房が布団に入るとまったく同じタイミングで一緒にフトンに入る。そして女房の右肩をアゴ枕にするという毎晩お決まりのポーズのまま、女房が起きるまで延々一緒にフトンに入りっぱなしなのだ!ちなみにこれがその一緒に寝てる時のお決まりのポーズである。
↑女房の顔を載せると膝蹴り喰らうんで、顔だけ加工させていただきました。
女房はフトンに入ったら、本を読みながら寝るのが決まりなので、その本を読んでる時の写真なんですが、必ずこの体制で女房&ミーは睡眠
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