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「犬に好かれた理由」は人生最大の秘密

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ペットニュース
虹の橋を渡る日まで
彼から「近いうちに、両親に挨拶しに来てくれる?」とお願いされた時は、心で「うっしゃー、来たか!」のガッツポーズだった。コロナ禍で派遣から正社員になる道が途絶えてしまい、人生のステップアップは結婚しかなかった。目の前が開けた気がした。
とはいえ、最大の難関が彼の母親だ。大学のゼミで「お弁当君」というあだ名がついていた彼は、母親の手作り弁当を持参していた。実に美しく彩られたお弁当で、母親とお手伝いさんが息子のために時間をかけて作ったのがよくわかる、豪華な弁当だった。
有名企業の御曹司として、大学中の女子がざわめく有名人だったが、この豪華手づくり弁当と、彼の口癖の「うちの母親がね」に危険を察して、誰も手を出さなかった。私だけがアプローチし続け、恋人の座を手に入れたのだ。
「あんなマザコンの坊やと付き合っても、上手くいかないよ」と、いろんな人に言われたけれど、恋人でいる分には母親は関係なかった。付き合うと、彼自身はお金持ち特有の純真さとおおらかさがあり、私より数倍も性格が良かった。
とはいえ、彼を溺愛している母親が私を認めてくれなかったら、結婚は絶対に無理だ。彼はママの敷いた線路に乗って生きていく。私がその線路で彼と並走できるかどうかは、彼の母親にかかっている。
知人友人その他の伝手から集めた情報を分析すると、彼の母親は息子と同じように犬を溺愛していることがわかった。

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