人と犬とが似ているところを本気で考えてみた。
動物の中では人間とのつきあいがもっとも長い犬。これだけ長くつきあえているのは、どこか互いに似ているところがあるからなのか。それとも共に暮らすうちに似てきたところがあるのだろうか。
改めて、犬と人間との似ている、もしくは同じような傾向にあるものを考えてみた。
1:社会性のある生き物
まず挙げられるのは、人間も犬も社会性のある生き物であるということ。
「高い社会性をもつのは人間ではなく、むしろ狼や犬たちのほうだ」と言った人もいたくらいだ(同種内において、犬たちは人間ほどには相手の命を奪い合わない、人間よりよほど平和主義者であることを指した皮肉だろうが)。
それがあるがゆえに、人間と犬はうまくつきあえていると言っても過言ではない。
2:豊かな感情がある
犬と暮らす人ならば、彼らがいろいろな感情を持ちあわせていると誰しもが感じることだろう。かのダーウィンも動物には感情があると唱えていた。しかし、その昔には、動物には心はないとする「動物機械論」なるものを主張した人たちもいたそうで、時代とは言え、やるせないと思うばかりである。
それはともかく。愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンが、仲の良い動物同士でふれあうことでも分泌され、それが上昇するのか?という疑問を調べるための研究では興味深い結果が出ている。
あるところにヤギと仲の良い犬がおり、この“ペア
コメント