スポンサーリンク

「デッカイ犬」と暮らしてみたかったと言う友人

スポンサーリンク
ペットニュース
虹の橋を渡る日まで
「リモートが定着しそうだから、思い切って田舎に家を借りた。遊びに来いよ!」と、幼馴染の友人が誘ってきたので、引っ越し祝いの酒を車に積んで遊びに行った。
道に迷ったら、その辺の家で聞けばいいか、と安易に走っていたけど、民家が無い。地図アプリもいいかげんで、山道を表示してくれない。ようやく友人の家の敷地に車を停めたら、手に汗がべっとりついていた。こんなに真剣に山道を走ったのは何年ぶりだろう。
「久しぶり!すげえ山ん中なんだな!走るの怖かったよ」と言ったら、「すげえだろー、夜になったら真っ暗で足元も見えなくなる」と、嬉しそうに自慢された。友人は真っ黒に日焼けしていて、良い笑顔をしている。
玄関を開けたら二頭の大型犬がどっと走ってきた。まさか家の中に犬がいるなんて知らなかったので、ちょっと驚いた。
「ダメ、ほら、シット!座れ、お座り!」犬は友人の指示に大人しく従うが、牛みたいにデカい。そんなのを前にして動けず、固まってしまった。
「あれ?犬、ダメだったっけ?人は咬まないから大丈夫だよ」
「ダメじゃないけど、デカすぎない?」
「デッカイ犬と、暮らしてみたかったんだ」
友人は嬉しそうに二頭を従えて、家の中を案内してくれた。古い農家らしく、板張りの床に囲炉裏(いろり)がしつらえてあり、家中に香ばしい灰や木の香りがする。家具も何もない広い室内で、天井が高く、絵に描いたような農

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました