虹の橋を渡る日まで
小学生のころ、ディズニーランドに行く予定を友達に話していたのを母親に聞かれたことがある。塾の帰りで、母は私が友達とどんな会話をしているのか知りたかったのだろう。後ろを着けていたらしいのだが、知らずに「今度の日曜日、ディズニーなんだ」などと、友達に話していた。
家に帰って、母は私を厳しく叱った。一緒にいた友だちの一人は母が良く知る家の子どもで、経済的に豊かではなかった。「行きたくても行けない子がいるのに、自慢するなんて、みっともない」と言う。どうしてみっともないのか、理解できず、父に聞いたら「お母さんは、自慢するのがダメって言っている」と教えられた。
ディズニーに行く「予定」を友達に伝えただけなのに、両親や友達は、私が自慢していると受け取るなんて!ディズニーで叱られたことが、トラウマになってしまった。
自分の楽しみや、自分を語ることが、他人を傷つける原因となる。意図せず語った言葉なのに、誤解される場合がある。そう知ってから、だんだん自分を出せなくなってしまった。自分らしく、気ままにふるまうのは、危険なのだ。
だから猫といる時が一番心が休まる。猫は言葉が通じないから、私が何を言おうと傷つくことはない。猫は自分の気持ちに正直に動くから、遊びたくなければすぐに離れていく。感情と行動が一致しているのが良い。
猫が嫌がったらそれはホントに嫌なこと。食べたいとせがむ時はお
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