子猫を迎えるなら、猫俳句を始めるチャンスかも!
今年のGWを機会に、新たに子猫を迎えるというお宅も多いかもしれません。お出かけする先がなさそうな状況を逆手にとり、子猫と一日中みっちりつきあい、その感動を俳句に詠んでみてはいかがでしょう?子猫の愛らしさを詠った俳句をいくつか、お手本としてご紹介します。
掌(てのひら)にのせて子猫の品定め /富安風生
まずは、子猫の出会いから。子猫の可愛いところはなんといっても、そのサイズ感にあります。
★掌(てのひら)にのせて子猫の品定め /富安風生
数匹の子猫を前に、どの子にしようか、どの子も全部かわいいので決められない、そんな気持ちを詠んだ句です。どの子を選んでも、残った子が心残りになりそう・・・。でも大丈夫、暮らし始めれば「この子でよかった」「この子以外に考えられない」という気持ちに、絶対なりますから。
★貰(もら)はれる籠(かご)深く鳴く仔猫かな /大津信子
★スリッパを越えかねてゐる仔猫かな /高浜虚子
仔猫を譲り先に渡すために入れたバスケットをのぞきこまないと見えないくらいの小ささ。でもそこにいる証拠に、かすかな鳴き声が聞こえてきます。とことこ歩いても、スリッパを乗り越えられず立ち往生。“ちさきものはすべて美しき”という、枕草子の言葉が浮かんできます。
本に載る子猫をしかり可愛がる /富安風生
続いて、子猫のしぐさの愛らしさを詠った句
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