オス猫、去勢しても問題行動を見せる個体は多い?
猫に関するコラムを、これまでいくつも書いてきた。
最近になって、色んな人から猫について質問をされる。
その大半は「獣医師さんなど、専門家に聞くのが一番ですよ」と返すんだけども、たまに自分の体験した事例を事細かに説明したくなる事案もある。
それがオス猫の去勢手術についての話だ。
特に猫を飼い始めたばかりの人には、ほぼ確実に「避妊・去勢はさせるべき?」という質問を受ける。
避妊と去勢をすることで、その個体の繁殖能力は失われる。
と同時に、繁殖期特有の行動を抑えることになるので、大声で交尾相手を探し回るということや、スプレー状のマーキングをそこら中にするということがなくなる。
飼い猫を管理する上では、自分が管理できる頭数を維持することがとても大切。
ついつい、愛する猫に対しては「この子の子孫を見てみたい」という親心というか、エゴのようなものが胸に去来する。
だけど、猫の性成熟はあっという間に訪れる。しかも年に何度も繁殖の機会がある。
瞬く間に、ネズミ算式に増えてしまい、結果として多頭飼育崩壊に陥ってしまった飼い主さんをこれまで何人も見てきた。
やっぱり、しっかりと今いる猫を大切にするためには、避妊と去勢は有意義と考えてもいい。
もちろん、単独飼育で、しかも完全室内飼いの場合は飼い主の考えに基づいて避妊も去勢もさせないでおくことはアリだけども
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