猫の便秘は万病のもと
猫に多い腎臓病のチェックのため、おしっこの回数や量に気を付けている飼い主は多いですよね。でもうんちに関しては、どうでしょう?便秘は人間にもよくあることなので、たいしたことがない症状ととらえられがちなのですが、猫の場合は注意が必要です。
うんちが固くなると、きばった時に痛みを伴うようになります。すると猫はとにかく不快なことは避ける性質を持つ動物なので、どんどんトイレ嫌いになり、ガマンするように。その結果、うんちから水分が吸収されて固くなるため、どんどん悪循環に陥り、食欲不振になってしまうことも…。ひどくなると、動物病院で摘便(指で便をかきだす)の処置が必要になる場合もあります。
さらに放置してしまうと、たまったうんちで腸が伸びきってしまう「巨大結膜症」という病気を招くことも…。のびきってしまった腸は元には戻らないので、手術で腸の一部を摘出する必要も出てきます。
便秘対策には、オリーブオイルがおすすめ!
「便秘ぎみではあるけれど、病院に連れていくほどではない」という時におすすめなのが、“天然の下剤”といわれているオリーブオイル。腸の中でうんちをくるんですべりをよくし、排出しやすくしてくれる食品として、人の便秘対策としてもよく使われていますが、猫の便秘対策にも推奨されています。
ただしオリーブオイルは油ですので、与えすぎると肥満や膵炎、下痢をひきおこすリスク
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