「猫は高いニットからしゃぶりたがる」法則⁉
夏が終わり秋風を感じ始めると、そろそろ衣替えの季節。秋冬の洋服を出していると、なぜか一番高価なウールのセーターやコートを猫がしゃぶり始めて、あわてて隠す…。ほかに布地はたくさんあるのに、よりによって一番高価なウールの敷物やカバーを猫がしゃぶってダメにしてしまった…。そんな経験がある方は多いのではないでしょうか。なぜ猫は、ウールをしゃぶりたがるのでしょう。
謎を解く手がかりは、ウールのしゃぶり方にあった
ヒントは、ウールのしゃぶり方にあります。
ウールしゃぶりを好む猫は、ウールを見つけると満足気にその上に座りこみ、ウールに口をおしつけ、前足で交互に踏みつけます。つまり「踏み踏み」をするのです。そしてその後、リズミカルにウールを吸ったり咬んだりし始めます。そしてどんどん熱中していき、まわりのことが見えなくなるくらい夢中になるのです。中には、ウールがボロボロになるまでこれをくりかえす猫も…。
お気づきのようにこれは、母猫の乳を飲む子猫が、乳の出をよくするために母猫のお腹を揉む時の動作と同じ。つまり猫は、ウールを母猫の代用にしているのです。
ウールの感触は、母猫のお腹と酷似している
ウールとは、主にメリノ種の羊から取れる毛のことで、以下のような特製があります。
・滑らかで光沢感がある
・暖かくて保温性がある
・吸湿性に優れて
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