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猫には「先生」と名付けて、日々、教育してもらっている

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ペットニュース
虹の橋を渡る日まで
猫が前足を投げ出してぐうっと体を後ろに引いて、気持ちよさそうに伸びをした。この姿を見ているだけで、自分も一緒に体をストレッチさせているような爽快感を味わえる。
伸びをした後はしゃんとお座りして、体勢を整えた後、目をつぶってしばらく瞑想するように居住まいを正す。長い尾を前足に絡ませるように巻き付けた姿は崇高な気配が漂っている。
私は猫を「先生」と呼んで尊敬しているから、いちいち猫の動作に感動してしまう。一緒に暮らしてもう長いのに、どの行動も新鮮で、その都度、猫のすごさを実感させられる。猫先生に正しい人生を教えてもらわなかったら、きっと大きな事件や事故に巻き込まれ、心を病んでいただろう。
ブラック企業なんて言葉が流行りだした頃、私は真っ黒な会社に勤務していた。日付が変わる前に家に帰れるのは月に3日ほど。ともかく人手が足りずに、毎日の仕事に追われまくっていた。
自分に余裕がないと、いろいろな感覚が鈍くなる。深夜、コンビニを出たところで、若い男に「金を出せ」と言われてもピンとこなかった。言われたまま財布を出して中を見たら、おにぎりと朝食のサンドイッチを買って、財布には小銭しか無い。
「あーすみません、今、これ買っちゃって、お財布にこれしかありません」と正直に伝えて財布の中を見せて、ごめんなさいと頭を下げたら、若者は黙ってあっさりと引き下がり、バイクで走り去った。

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