時に知識は心を救う
考えたくはないけれど、愛猫との別れはいつか必ずやってくるもの。投薬治療が難しくなると自宅で緩和ケアを行いながら、最期の瞬間を迎えなければならないこともあります。
そんな時、私たち飼い主は愛猫のことが好きであればあるほど、歯がゆい思いに。どんなことができるのか、何をしてあげたらいいのかと深く悩んでしまいます。
そこで今回は、ターミナルケア期に「自分にできること」を探せる猫本を紹介。ぜひ、心の拠り所にしてみてください。
漫画で知れる「猫のターミナルケア」
とにかく分かりやすいターミナルケア本が欲しい。そんな方におすすめしたいのが、『まんがで読む はじめての猫のターミナルケア・看取り』(猫びより編集部:著/粟田佳織:著/古山範子:監修/西村知美:監修・編集/ななおん:絵/小野崎理香:絵/日東書院本社)。
本作はいわゆるハウツー本ではなく、余命わずかと診断された猫のもすけと飼い主のターミナル期から看取りまでを描いた漫画。漫画には、緩和期の注意点やQOLの高い生活の築き方など、役立つ情報が多数盛り込まれています。
そして、多くの猫と関わってきた獣医師や保護猫ボランティアさんが語る、ターミナルケアから看取り・見送りの知識もコラムとして収録されているため、いざという時に頼りになってくれるでしょう。
また、知識を得られるだけでなく、「愛猫を失う」という悲しみにも寄り添ってくれ
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