スポンサーリンク

その場の空気を読まない猫に学んだこと【虹の橋を渡る日まで】

スポンサーリンク
ペットニュース
虹の橋を渡る日まで
子供の頃、育った家庭にいろいろな問題があったので、私はいつも家族の顔色を窺って生活していた。両親の機嫌が悪そうだったら、部屋に閉じこもってマンガを読む。学校から帰って来た兄が暴れ出したら、殴られないよう、こっそり物置きに隠れていた。
薄暗い物置きの中で、一人で空想を楽しんだ。本当の両親はどこかの国の王様と王女様で、いつか迎えに来るのではないか、というのがお気に入りの空想物語だった。動物が好きで、いつかこの家を出たら、自分だけの可愛い犬か猫を飼いたいとも考えた。
幼い頃からいつも空気を読んで行動していたから、大人になっても、他人の顔色をうかがう癖がなかなか抜けなかった。誰にも嫌われたくないと、あちこちに気を配っているうちに、疲れてしまった。
大学時代の友人に、会社の人間関係が辛いとこぼしたら、「だったら、気分を変えて猫を飼いなさいよ、子供の頃、猫を飼いたかったんでしょう?うちにもいるけど、絶対いいわよ」と勧められた。猫は大好きだけれど、命を預かるなんて、私にできるのかどうか心配だった。友人は「まずは一歩を踏み出さないと」と、愛護団体から可愛い子猫を連れてきた。
ほわほわの毛玉ちゃんが家に来て、くよくよ悩む時間が減った。会社の人間関係で悩む暇がないほど、猫の世話に追われる毎日が続く。成長しても猫は私にべったり甘えてきて、時間があれば遊びに誘ってくる。教えてもいないの

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました