子供の耳を切る「耳切妖怪」が怖すぎる件

怪談！耳切り妖怪と地域猫【異形の猫】
ここ最近、昼夜逆転生活になってしまってて、仕方がないので夜中は順番に起きてくる飼い猫たちを撫でながら動画配信サイトで90年代の『ゲゲゲの鬼太郎』を観ている。
そのため、図らずも個人的な妖怪熱が高まってしまっている。
今回もひとつ、かなりマイナーな妖怪の話をしたい。
みなさんは“耳切り坊主（みみちりぼうじ）”という妖怪をご存じだろうか。沖縄の怪異の一種なんだけど、現地には同名の子守歌まであるので、古くから知られている妖怪ということになる。
耳切り坊主の超迷惑な習性！
耳切り坊主は片耳を持たない悪僧の霊で、その昔悪さをした挙句に耳を切られてしまった。運の悪いことに、この僧侶はその耳の傷を破傷風で悪化させ死亡。
それ以来妖怪となり、しばしば出没しては子供の耳を切るのだとされる。
なんとも身勝手な妖怪だし、成仏を拒むなんてとんだ生臭坊主である。
この僧侶、そもそも生前は女遊びも激しく、多くの人々を泣かせてきたという話もある。つまり破傷風も仏罰のようなものだ。
なのにその末路で他人を恨んで未練がましく妖怪になるなんて。やっぱり人間の逆恨みは怖い……。
ただ、女遊びは好きでも女性を痛めつける趣味はないようで、耳切り坊主が狙うのは男児に限るとされている。こういう変なルールを持っているところは妖怪っぽい。
ちなみに沖縄諸島のように温暖な島である奄美大島にも、

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