「放し飼い」から「室内飼い」へのチェンジを、一発で成功させる方法
外の世界を知ってしまった猫を「室内飼い」に変えるのは難しい
放し飼いしていた猫を完全室内飼いにする場合、猫が外に出たがって、飼い主がノイローゼ状態になる、という話をよく聞きます。猫はとてもなわばり意識の強い動物ですが、放し飼い状態は、なわばりが外と家の両方にまたがっています。その一部が遮断されてしまうので、家にいても常に外のなわばりが気になり、大きなストレスとなります。ですから、放し飼いの猫を室内飼いに切り替えるのは、かなり難しいのです。
また猫は、一度身につけた習慣についてはかなり頑固な動物。知り合いの保護ボランティアの方に聞いた話ですが、飼育破壊した劣悪な環境から保護した猫が、快適で安全な保護施設から脱走し、元の場所に戻ろうとすることさえあるとか…。ですから、外の世界を知っている放し飼いの猫が、慣れ親しんだ外に出ようとするのは、当然のことといえます。
切り札は「引っ越し」
こうした「自分のなわばり」への未練を断ち切る特効薬となるのが、引っ越しです。動物行動学の専門家によると、これは猫のなわばり感覚に基づいた科学的な方法であり、猫に大きなストレスをかけることなく成功させられる方法なのだとか。コツは、引っ越したら新しい家に着いた時から、絶対に外に出さないこと。
猫は、新しい家に引っ越すと、そこで新しい縄張りを作
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