呼子、その正体は何か?そして我が家に出没する呼子猫!
妖怪の話をしよう。
あなたは呼子(よぶこ)をご存じだろうか。
割と有名な妖怪で、妖怪図鑑なんかにはほぼ必ず収録されている。
それこそ『ゲゲゲの鬼太郎』などにも準レギュラーみたいな扱いで出てくるんだけど、ルックスは案山子にちょっと似ている。
そんな呼子の話を、今日はみなさんに読んでいただきたい。
呼子とはなにか?そして山彦との関係性は?
その昔、鳥取県の山中には呼子という妖怪がいたと伝えられている。
この呼子、山の頂上や斜面から大声を発すると、反響して戻ってくる山彦現象を妖怪のしわざと考えた昔の人によって創作されたものと考えられている。
それがいつの間にか確固たる妖怪として定着し、呼子は反響音を返してくれる存在で、人間をからかっているようなものと思われていたわけだ。
ところが妖怪の世界は複雑で、呼子が声を遠くから“やまびこ”として返してくれるという前提があるのに、山彦(やまびこ)は山彦で妖怪として存在する。
この山彦は犬だか猫だかよく分からない獣の姿をしており、人が山頂で大声を出すと、その声をそっくりそのまま反響させるとされる。
つまり呼子とほとんど同じ性質の妖怪というわけだ。
山彦の場合は呼子ほど有名ではないが、一部では山彦は獣の姿をしていて、呼子は鳥の姿をしているとも噂されている。
まあどちらも音の反響を妖怪にしたものなので
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