現在世の中は、新型コロナウイルス拡散のリスクに直面し、不要不急の外出を控える動きが加速している。
この余波を受けてゲームセンターやスポーツジムは自主的に一時休業という選択をするケースも出ているが、これは仕方ないところ。パンデミックの可能性を1%でも下げるための、仕方のない措置である。
しかしここでペットと暮らしている人の目線に立つと、見方は少し変わる。たとえば犬を飼っている方の場合は、散歩をさせるルーティーンがあるので、どうしても外出してしまう場合もあるだろう。
でも、そもそも恐ろしいのは新型コロナウイルスだけではない。
元々屋外には感染症の危険がうようよとひしめいているのだから。
今回は、こういうときだからこそ、新型コロナウイルスと同じか、ある意味それ以上の災厄をもたらしかねない“マダニ”との、散歩中の接触の可能性について書いていきたい。
はっきり主張しておくが、マダニをなめてはいけない。
あらゆる災いを犬、人にもたらすマダニ
ダニという生き物は自然界に数多存在しているが、マダニはその中でも肉眼で捉えやすいほどには大きな種類である。
体が大きいということは、それだけ体内に擁する病原菌も多いということになる。
そしてそんなマダニは原則、日本全国どこでも見ることのできるメジャーな寄生虫だ。万が一マダニに接触してしまうと、場合によっては様々な病原体をうつされることにもなりかねない。
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