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暑いから読みたい。雪降る夜に現れる「雪オンニャ」

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ペットニュース
雪降る夜に現れる「雪オンニャ」
日に日に蒸し暑くなってきた。
猫と同じく、僕も大変湿気に弱いので、連日ダラダラ過ごしている。
早く秋にならないかなぁ……と言って秋になるはずもないので、今回は暑気払いに、ちょっと涼しい話をしたい。
そう、この時期お目にかかることが一切ない、雪にまつわる話だ。
暑気払いに、雪女の話を見てって!
雪と言えば、日本でまっさきに浮かんでくるオカルティックな話は雪女にまつわるものだろう。
その歴史は古く、室町時代の末期には既に越後で雪女らしき怪異が目撃されていたという。
雪女は遭遇した人たちに自分の子を抱かせたがるが、抱いてしまうと子供がどんどん石のように重くなり、最後には命を奪ってしまうという話がある。
子泣き爺と属性が似ている。
また、あるときは気に入った男に嫁入りすべく家に押しかけ進んで家事をするなど献身的に尽くす雪女もいたという。
しかしこの雪女に対して、夫となった男が無理やり「たまには風呂に入れ」と言って湯船に浸からせたところ、途端に風呂場を水蒸気が覆い、後には小さなつららだけが残っていたという逸話も。
人間に対して悪意を持つ雪女もいれば、好意を抱く雪女もいるということで、妖怪の性質としても随分ブレが多い印象だ。
実際には雪女という固有の妖怪の性格が様々というよりも、豪雪地帯に出る女の幽霊が、総称されて“雪女”と呼ばれているだけなのかもしれない。

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