紫しえのわんちゃんからの贈り物vol.11
天国の父、愛犬達が私や息子達を守ってくれています
あるCMで「○○○してますか?」と、ありますが、父はよく「ウチはサダコしてます!」と、言っていました。
そう、ずっと父の愛犬達が父の家を守っていてくれていました。
父の最後の愛犬サダコが天国に旅立ちました。
父は大丈夫だと言いましたが、私は心配で、度々、実家に足を運びました。
ある日、仕事で父は私とスタッフ達と家を空けました。
仕事を終えた私達が、家に戻った時、歴代の父の犬達が守っていてくれた父の家が煙に包まれていました。
やはり、サダコが天国に旅立ってしまった事が・・
続けざまに父は母、サダコ、家と、彼の大切なものを失ってしまいました。
それでも父は、皆様の前ではハードボイルドにしておりましたが、実際は本当に落胆しておりました。
実家にあった母のレリーフにいつも、父とサダコと私の息子達(ケニー、クール)と、手を合わせていたのに・・
全て失ってしまいました。
気持ちの整理がつかない父。私にも支えきれない程、憔悴していました。
それは私も同じでした。
そんな2人を支えてくれたのが、今は天国にいる私の長男ケニーと二男クールでした。彼等と触れ合っている時だけ、優しく、穏やかな気持ちになれました。
しかし、そんな時は長くは続かず、私の子宮頸がんの大病の時も、父の喪失感も癒し、支えてくれたケニー
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