1匹の地域猫との出会いで「ねこちぐら」を作るようになって―
地域猫クロさんの居場所を作りたい―。天満屋★甚五郎さんは、そんな思いから様々な形の「ねこちぐら」を作り始めた猫好きさん。
これまで生み出した作品には、クロさんへの愛情がたっぷりと込められています。
地域猫クロさんがゆっくりくつろげる空間を
クロさんは、近所で暮らす地域猫。お向かいの方がご飯をあげて見守っており、天満屋★甚五郎さん宅にはよく水を飲みに来ていました。
手水鉢から水が垂れている天満屋★甚五郎さん宅はクロさんにとって、新鮮な水が飲める大切な場所。「クロさんがゆっくり休めるよう、お向かいさんは駐車場にキャットハウスを置いていましたが、利用していない様子でした。私も自宅の駐車場に段ボール箱やキャットタワーを設置してみましたが、使ってくれなくて…。」
寒い季節でも、この子が安心できる居場所があれば…。そう考えた天満屋★甚五郎さんはYouTubeを見て、ねこちぐらを独学しました。「藁ちぐらや紙ちぐらも見ましたが、野外に置いて置くには耐水性がありません。なので、ポリプロピレンを使って作ることにしました。編む時には力がいるので、指が痛くなることも多いです。」
初作が完成するまでにかかった年月は、約半年。制作の過程では猫目線を心がけ、安心しながらくつろげる空間になるよう意識。入り口の大きさや敷居の高さ、鴨居の高さ、居間の
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