猫にとって一番の飼育環境とは何か考えよう
今の時代、猫を取り巻く環境について、真面目に考えない猫の飼い主はいない。
それこそお年寄りの方で猫を飼っているという人の話を以前聞いたことがあるが、「他の飼い主から、猫を外に出すのは危ないといわれる。でも飼い猫が外に出たがっている。どっちが正解なのか」と言われたりもする。
屋外にはロードキルなどの危険がいっぱいなので、僕は「室内で飼うほうがいい」と言うが、件の猫は外に出たい。
この葛藤に、飼い主はきちんと向き合って考えないとならない。
我が国では徐々に猫を完全室内飼育の環境で飼う人が増えている。
そのためか、屋外に出すことで生じる危険とは無縁となり、猫の平均寿命もかなり延びた。
でも、一方で猫を室内に閉じ込めて飼育するという形態から、どうしても抵抗をおぼえる人も少なくないのが完全室内飼育だ。
今回は、この飼育方法について「それでもこれが一番なんだ」という前提ありきにはなるが、ちょっとしたエピソードを紹介していきたい。
室内飼育には否定的な方も、ぜひ読んでいただきたい。
アパートの管理人をしていた猫好きさん、餌付けトラブルのしりぬぐいで…
これは僕が以前住んでいたアパートで起きた事例。
ある部屋の住人が野良猫に餌をあげていて、そのために猫が繁殖するという事態を招いてしまった。
問題の住人はこのあとすぐ、逃げるように退去しちゃったんだけど、残
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