目の前で飛び出し事故!撥ねられ、横たわった子猫が数分後に…
ある程度生きていると、人は見なくてもいいもの。見たくもないものを目にしてしまうこともある。
僕のような生き物好きにとっては、動物の巻き込まれる交通事故なんかはその筆頭だ。
特に猫のロードキルについては、日本だけでも年間数十万もの数に上るという。
これは遺体が回収されてはじめてカウントされる数字であるので、カラスや他の動物が持ち去ったり捕食した場合は計上されていない。
実数は殺処分数よりもはるかに多いと目される。
「猫はお外を自由に暮らすのが当たり前」という昔ながらの考えは、実際には残酷な最期を迎える猫に対しては、割かし無責任なものである。
今回は、僕が目にした猫の交通事故について、即死を免れたものの……という話をしていきたい。
暗い夜道で車に撥ねられた子猫
10年ぐらい前、自転車に乗って仕事から帰っていると、家の手前でまさに道路に飛び出した子猫が車に撥ねられる瞬間を見てしまった。
猫は跳ね飛ばされて道路に叩きつけられ、動かない。
道が狭かったのでそのまま自転車を停めると邪魔になる。すぐに駐輪場に自転車を停めて現場に戻ったが、車はもう走り去っていた。
しかし不思議なことに猫がいない。
必死に辺りを見回すと、なんと撥ねられた猫がよたよたと茂みに入っていく。
僕が目を離した隙に立ち上がって、逃げ出したというわけだ。
翌日、その
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