今までに読んだことのないジャンルの、動物コミックエッセイ
猫好き、マンガ好きなので、猫コミックは読んだことのない本が書店で視界に入ると、ほぼ脊髄反射で買ってしまいます。そしてたいていは貪るように読み終え、その後に何度も読み返して味わいつくすのですが、最近1冊だけ、読み終えるまでに何日もかかった本があります。それが、動物病院を舞台にした実話コミックエッセイ「いぬねこ動物病院日記」でした。
▲「いぬねこ動物病院日記」(とみた黍著/KADOKAWA)
第4回コミックエッセイプチ大賞受賞この本の作者は、動物病院の現役看護師さん(まだ新米という設定)。気性が荒く、噛みグセがあるため恐怖の対象となっている犬となんとか距離を縮めようとあの手この手を研究したり、耳掃除を嫌がる犬を扱うコツを先輩看護師に伝授されたり、と、私たちが見ることのできない動物病院のリアルな日常が描かれています。
笑いと愛、涙でいっぱいの、動物病院ワールド
獣医さんが書かれた本はとても多いのですが、意外とこういう看護師さん目線の本はなかったような。「へええ、病院のスタッフの方たちは、こういうふうに感じていたのか」と、とても興味深く読みました。
外国人の飼い主さんがつけた「マサムネ」という名前のワンちゃんが、診察してみたらメスだったり、似たような名前ばかりの猫ちゃんを多頭飼いしている飼い主がいて、診察時に大混乱が起こったり
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