知ってる?裁判所で活躍するコートハウス・ファシリティ・ドッグ
証言する子どもに寄り添いサポートするコートハウス・ファシリティ・ドッグが裁判所で大活躍しています。裁判に参加する人々の心をなぐさめ、安心させる役割で、シアトルの検察官だったエレン・オニール・スティーブンスさんが犬の力を実際に体験したことからスタートします。
2003年、性的虐待を受けた8歳の双子の姉妹の証言を得るのに苦労していたエレンさんは、ある時、自分の息子の介助犬といっしょに姉妹のところに行ったところ、それまで何も証言してくれなかった二人が心を開き、犬といっしょならば証言すると言ったそうです。
介助犬を連れて行ったところからスタートした裁判所犬
その後、エレンさんは獣医師のセレステ・ウォルセンさんとともに、財団をつくり、コートハウス・ファシリティー・ドッグを広める活動をしています。
コートハウス・ファシリティー・ドッグになるためには、特別な訓練が必要です。生後二か月目から約一年半以上をかけて、しつけや訓練を受けて、適性を見ます。裁判では心に傷を負った人が参加することもありますが、犬たちは人間の動揺に対しても決してうろたえず、人間に寄り添ってくれるように訓練されています。
訓練を終えた犬は検察官や警察官など、司法関係者がハンドラーとなって、室内を歩きます。特に子どもの犯罪被害者や目撃者が、裁判で証言する際などに、そ
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