「白猫」が特別視される理由
世の中には様々な毛色の猫がいるが、僕が個人的に一番好きなのは白猫だ。
なんたって描きやすい。柄がないし色を塗る必要がないんだもの。
それに、今年で5歳になるうちの白猫が、まあなんとも愛しい。頭もいいし顔もいい。最高の相棒なのだ。
さて、そんな白猫については、昔から世界各地で重宝されてきたという歴史があるようだ。
まあ白い動物はどの国でも神性が高い生き物として認知されやすいけども、猫においてもこれは言えるということだろう。
今回は、白猫と私たちの歴史に見る、彼らの扱われ方について紹介していきたい。
白猫の歴史その1 白いネコ科の動物は神聖なものとされていた
まずいきなりなんだけど、白猫の括りをちょっと拡げて、白いネコ科動物にまで拡大解釈していきたい。というのも白猫の歴史を語るうえで、この考えを無視するのは少し勿体ないと思ったからだ。
ヒマラヤでは古くから、白い虎を聖なる存在として崇めるという風習があった。
見た目も美しく、瞳も他の虎とは違った色をしていたため、何か特別な意義を昔の人は見出していたのだろう。
日本でも白い動物は何かと信仰の対象となる。
白蛇なんかはその代表例と言ってもいい。白い動物は神の使い、あるいは化身と考える人は、歴史を遡ると世界各地にいたわけだ。
白い虎といえば、それこそ中国では四神のうちの1柱、西方を守護する白虎がつとに有名である。
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