人は、犬に対する「かわいそう」という感情が強く反応する?
唐突だが、皆さんが寄付をしたいと思っているとして、手元には500円しかない、しかも1回しか寄付ができず、500円全額を寄付することしかできないと仮定する。この時、目の前には募金箱が4つあって、それぞれ虐待を受け、辛い状況にある相手を助けるための募金箱となっている。
A=虐待を受けていた子犬を助けるため。
B=虐待を受けていた成犬を助けるため。
C=虐待を受けていた子どもを助けるため。
D=虐待を受けていた成人を助けるため。
皆さんなら、このA~Dの募金箱のうち、どれに寄付をするだろうか?
基本的に、人間は他の人の喜怒哀楽やそれに付随する事象、それが動物相手であっても“共感”できる生き物である。大震災以降、何か人のために役に立つことをしたいと考える人が増えているという話だが、犬猫の殺処分数を減らそうという機運が高まっていることにしても、それぞれの人の感情が動き、共感をしているからこそ。
その対象がどんな相手に対しても同じか?というと、多少違うように思う。たとえば、幼い子どもがいる母親は、他の幼い子どもが辛い目に遭っている話を聞けば、より心が傷むであろうし、犬好きであれば、犬が辛い目に遭っている話には、より感情が動くことだろう。
要するに、共感度の差。そこに注目した少々ユニークな調査があった。
アメリカのノースイースタン大学
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