ふと気づくと、飼い猫の腰に円形脱毛が…!
7月某日。いつものように仕事をしながら飼い猫たちを眺めているとき、思わず二度見する事態を目撃した。うちで一番の古株であるはっちゃんの腰の一部の毛が抜け落ちていたのだ。
真っ白い被毛が楕円形に抜け落ち、ピンクの皮膚が見えている。これには焦った。
実は僕も学生時代円形脱毛に悩まされており、よく放課後に皮膚科にかかったものである。同じ苦労を飼い猫にも強いるとは……と思ったが、その原因に最初は思い当たることがなかった。
まずはケンカを疑った。他の猫と取っ組み合いになり、腰の毛を根元からまるごと引っこ抜かれた可能性もある。しかし、その割には他の猫との関係性に変化は見られず、床に毛束も落ちていない。
となるとやっぱりストレスが原因かもしれない。が、もしもそれ以外の理由で局所脱毛が生じたのなら恐ろしい。
そこで獣医師さんに診てもらうことにした。
真菌による脱毛の線は消え、原因は環境の変化に絞られて…
猫の脱毛について、詳しい方であればすぐに「真菌では?」と察するのではないだろうか。猫の皮膚真菌症というものがあり、これは猫同士でも感染するし、人にもうつる人獣共通の感染症である。
免疫の弱い猫ほど発症しやすく、今回脱毛が確認されたはっちゃんはあまり丈夫というタイプでもないので、個人的には大いに心配した。しかし獣医師さんの検査の結果、菌の確認はされなかった。
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