ハイエナって、何なんだ?
サバンナに生息する動物の中で、ライオンやゾウと並んでよく知られている動物に、ハイエナがいる。見た目は地味だけど妙に知名度があるのは、きっと自然ドキュメンタリー系の番組で目にする頻度が昔から高いからだろう。
ハイエナは狩りもするが他の肉食動物が食べ終わったあとの、残った骨や肉なども好んで食べる習性をもっており、骨なんてかみ砕いてまるごと飲み込むほどには貪欲だ。消化器も優秀で、多少腐ってるものでも問題なく食べてしまう。さらに骨を保存食にすることもあり、巣穴に持ち込むという知恵まで有している。こうして直接狩りをしない場合でも、生命維持を図ることが出来るというのがハイエナの強みだろう。
しかしそのハイエナって、見た目は犬に似ているけども、食べ終わったあと、未消化物を吐き出すという習性も見せることがあり、そこは猫に近い。果たしてハイエナって、犬と猫、どっちに近い生き物なのか。
今回はちょっと、そこに注目していきたい。
ハイエナは猫の仲間だけど、ウルフと呼ばれる種類もいる!
まず率直にハイエナの分類について最初に書いてしまうと、彼らはジャコウネコの近縁となる。一応猫亜目のハイエナ科に分類されているが、猫亜目の中にはハイエナ科、マングース科などの分類がなされており、犬猫どちらに近いかと言えば、これは猫ということになる。
見た目は犬っぽいし、犬のように首輪をつけられて
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