親方にそっくりのシングルマザー「こやかた」
オラの尊敬するあの親方様が仁斗田港にいるって本当か?ケンゾー?あのお方は「島のえき」で観光客相手にブイブイ言っているはずだっちゃ!えっ?でも何か違うって?よし確認しにニッタ(仁斗田)まで行くっちゃ!(ドンベエ談)
※「~ちゃ」、「~だっちゃ」は島の方言。
仁斗田の港を歩いていると、どこかで見たことのある顔がひょっこり。あれ?あれあれ?しかし頭に浮かんだ「猫」とその「猫」は何かが違う。
このヘルメットをかぶったような風貌は、島のえきで暮らしているまさしく「親方」。顔は同じだけれど、何かが違う…あっ!サイズだ。
ちょうどそこに牡蠣剥きの仕事を終えたゆう子さんが通りかかったので「親方?いや親方っぽいの見かけたけれど」と話すと「あーそれ『こやかた』!一昨年の牡蠣剥きシーズンがはじまった頃に顔を出すようになったんじゃないかな~」と教えてくれた。
田代島の海産物のひとつ牡蠣は10月を過ぎると水揚げ、出荷が始まり、ほぼ年内いっぱいぐらいで終了する。出荷する際、殻を剥く作業は専用のナイフを使い、ひとつひとつ丁寧に行わなければならない根気のいる仕事。そして冷え込み始めるこの時期の水作業はとても体に堪える。剥かれた牡蠣は漁協や仲買人などのウィルス検査を経てその殆どが生食用として世に出回る。しかし「田代島産」というブランドではなく、石巻産、宮城県産として田
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