アーサー王伝説の隠れた脅威、鎧砕きの悪魔猫
国内外問わず、数々の伝承や都市伝説で“悪者”扱いされることも少なくない動物。それが猫です。
たとえば中世ヨーロッパのいくつかの国では、魔女の使い魔扱いされていたという悲しい歴史がありますし、日本では化け猫と呼ばれる妖怪変化がいた、という話も残っています。
猫という生き物はミステリアスな魅力を持つため、ある種の畏怖の対象になっていたということかもしれません。
ところで皆さんは、キャスパリーグという猫をご存知でしょうか。
この猫、有名な「アーサー王の伝説」に登場する、割とマイナーな動物なのですが、とにかく恐ろしい存在として描かれているのです。
今回は、このキャスパリーグについて、簡単に紹介していきたいと思います。
結構面白いキャラクターなんですよ。
アーサー王を苦戦させた脅威の猫!
ウェールズ地方で長く語り継がれてきた、アーサー王伝説。5世紀の末頃に活躍したアーサーという人物の英雄譚として日本でも知られるところです。
このアーサー王の物語の中には、まさに伝説としか言いようのない出来事が数々登場するものです。
実際、本当にアーサーという人物が実在していたのかについては、今尚議論が続いているようですが、モデルになる優れた君主が存在したのかもしれません。
アーサー王伝説は騎士道に強く影響を及ぼす伝承となっており、大きく4つの章に分かれています。
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