昔から身分の高い人々によって愛玩されてきた元祖・座敷犬!
世の中、星の数ほど犬種は存在するものだけども、犬の中には純粋に愛玩目的でブリードされて生まれてきて、種として固定された者たちがしばしばいる。今回紹介する、イタリアン・グレイハウンドもその中の1種類となる。
本犬種は、グレイハウンドの名を冠する通り細身で洗練されたスタイルが特徴的で、最大でも5キロ程度にしか成長しない小型犬。顔は細長く、身体もスリムで美しく、軽快に移動するため、昔から高貴な身分の人々に飼われるということが多かった。
特有の犬っぽい臭いに関しても控えめなので、そういう点も特に貴族には好まれていたのかもしれない。
イタリアン・グレイハウンドは世界中の貴族によっての飼育実績が記録として残されており、ヴィクトリア女王やプロイセンのフリードリヒ2世などが溺愛している。日本では江戸時代に輸入された個体が、やはり裕福な身分の人々によって飼育されていたことが判明している。
まさにこの犬は、名実ともに著名な貴族によっては、一種のステータスとも言うべき存在だったのだろう。
イタリアン・グレイハウンドは紀元前に誕生した名犬!
イタリアン・グレイハウンドの原産地はその名の通りイタリアである。その出自は紀元前のローマ時代と推定されており、源流は古代エジプトで飼育されていたグレイハウンドにあるという。
グレイハウンドがローマ時代に品種
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