漁港付近に住む猫たちにとって、魚は御馳走となる!
ドンくさいオラに代わってケンゾーが釣り人からメバルを盗んで一緒に一匹の魚を仲良く分け合ったりしていたっちゃ。でもこないだオラに黙ってケンゾーが美味そうにメバルを一人で食ってたの見つけっちまって…涙(ドンベエ談)※「~ちゃ」、「~だっちゃ」は島の方言。
お魚くわえたドラ猫 追っかけて
はだしでかけてく 陽気なサザエさん♪
日曜日の夕方、この曲を聴くと今もなお自然と涙が出てくる僕は根っからの「サザエさん症候群」。この歌詞にある「お魚くわえたドラ猫」を幼少期から刷り込まれていたせいか「猫は魚が好き」で、しかも頻繁に魚を盗むものだと信じていた。
しかし、当時、実家にいた猫たちは虫や鳥、そして蛇までもくわえて届けてくれたが、魚をくわえた姿を一度も見たことがない。夕食のサンマにさえ興味を示さない。たまにテレビなどで魚をくわえた光景が映し出されるとそれは全て海沿いの民家や漁港の話で、いつしか「魚をくわえた猫が居ないのは海無し県に住んでいるせいだ…」とあきらめ、単純な僕はどうして隣の茨城県に生まれなかったのだろうと途方に暮れたときもあった。
そんな僕が「猫は魚が好き」というのは日本特有の文化だと知ったのは、それこそ大人になって自分で猫を飼うようになってからのこと。
日本で猫が一般的な家で飼われはじめたのは江戸時代。ここ何年か「空前の猫ブーム」と
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